冬にしか歩けない美瑛に、家族の足跡を残しに行こう。

白と青が広がる異次元の世界。冬限定、美瑛の雪原散歩。

鮮やかなパッチワーク模様、美瑛の美しい風景は大自然と共存する農家さんの営みがあってのもの。
あの色とりどりの眺めは、様々な作物の色合いでもある。
家族で再び訪れた美瑛。真冬の観光は初めてだ。
深く積もった柔らかい雪の上もスイスイと歩けるという「スノーシュー」を借りて、
ガイドさんと共に雪原散歩へ出発!
凛とした空気、澄み切った青空、果てなく広がるマシュマロのような丘…。
目前には十勝岳連峰、遠くには道内最高峰の大雪山旭岳が真っ白に輝く、冬だけのパノラマ。
冬にしか見ることのできない絶景がそこには広がっていた。
歩いて来た雪原を振り返ると、私たち家族の足跡だけが確かに残っていた。

美瑛パノラマを乗馬で楽しむ。生き物の温もりも思い出のひとつに。

お姉ちゃんは大の動物好き、一方弟はちょっと動物が苦手。
乗馬を楽しみにしていたお姉ちゃんは、
すぐに馬に慣れ、上手に乗りこなした!
馬との触れ合いは、なかなか普段できることではないので
子ども達にとって貴重な体験になっただろう。
実際、背の高い馬の背中からの眺めは、雄大で風が心地よく爽快!
美瑛の丘陵地帯を一望できる新栄の丘を往復するコースは
贅沢なリフレッシュにもなった。

白金街道沿いで絵本の世界に出てくるようなカフェを発見

白金街道沿いを走っていたら、とっても可愛らしいカフェを発見。
小腹も空いていたので車を停め、お店を訪ねると、
優しい笑顔のご夫婦が迎えてくれた。
薪ストーブが冷えた体を芯から温めてくれる。
みんなで、美瑛産小麦で作られたハンバーガーやサンドイッチをいただき大満足。
モチッとした食感が忘れられない。

ライトアップされた冬の「青い池」に、家族みんなで見とれるひととき。

次に向かったのは、「青い池」。
冬期間は、ライトアップされ氷の張った湖面が青や緑に照らされ、
春・夏・秋とは違った雰囲気を楽しめる。
私たちは、肩を寄せ合いながら、
幻想的な眺めにしばし見とれた。
子ども達の大切な思い出になることを願いながら。

「青い川」と「白ひげの滝」の秘密。自然の神秘をまた一つ知った旅。

白金の温泉宿に宿泊した私たちは、翌朝、
温泉街にかかる橋の上から「青い川」と「白ひげの滝」を見下ろした。
そして、昨夜の青い池の湖水を青くしているのが、
この川と滝であることを知り驚く。
アルミニウムを含む白ひげの滝の水と美瑛川の水が混ざることで
コロイドが形成され青く見えるというのだ。
青い池の神秘は、大自然の偶然。
自然の奥深さを、また一つ知った気がした。

取材協力
白金温泉 青い池 白ひげの滝 ピクニック