ただ美しいだけじゃない、生きることや本当の豊かさを知る「大人旅」へ。

田園テラスで、ゆったりと朝食を。さわやかに旅が幕を開ける。

早朝、私たちは北の峰ゴンドラに乗り田園テラスへ下り立った。都会とは違う澄んだ空気がおいしい。
さっそく富良野の食材をたっぷり使った朝食BOXを頂くことに。
富良野・美瑛を一望する絶景と共に楽しむ朝食は、格別なおいしさを奏でた。
目の前に広がる雲景色が分刻みで姿を変える。
十勝岳連峰がくっきりと姿を現し、眼下に広がる富良野盆地は、秋色に染まり収穫の時期を伝えていた。

未来を思うと、環境に目が行く。五感で考えるひとときを体験。

年を重ねるほどに未来について一層考えるようになった私たちは、
ゴルフ場の跡地を豊かな森に戻す試みから始まった富良野自然塾を訪ね、
環境教育プログラムを体験した。
目をつむりながら歩く「裸足の道」では、
大地の温度はもちろん光の強弱までも敏感に感じ、
自分が動物や虫と同じように、生き物であることを改めて認識した。

地球の危機を感じながら、今、私たちにできることを。

地球46億年の歴史を460mの距離に置き換えて辿るプログラムでは、
長い歴史によって築かれた地球環境が、
人類登場後のわずかな時間によって大きく変化したことを突きつけられた。
それと同時に、このままでは地球の自然環境が
どんどん破壊されていくかもしれないと危機感を抱く。
豊かな自然を守り、取り戻すのは人間の仕事。
そう思いながら1本の木を二人で大地に植えた。

これぞ正真正銘の採れたて。作り手さんの笑顔を見て思うことは…。

次に向かったのはトウモロコシ畑。
「雪の妖精」という白いトウモロコシを生のまま頬張る体験を楽しむ。
トウモロコシは茹でたり焼いたりしてから食すものとばかり思っていたので、
生のままで食べられることに、まず驚いた。
さらに、果物のような甘さに感動し、
ジューシーさにも夫婦で驚きを隠せなかった。

自分たちでジャガイモを掘り、畑の、ど真ん中でお芋をふかす贅沢。

グルメな体験は続く。
私たちはジャガイモ畑へと移動し芋堀を体験。
畑の真ん中でふかし芋に仕上げ、熱々をホクホクしながら頂いた。
富良野は美しいだけじゃなく、
自然と共存し生きること・豊かな食を育む様を間近で見られるところが素晴らしい。
本当の意味での豊かさをこの歳になって理解したように思えた。

取材協力
富良野スキー場北の峰ゴンドラ、富良野自然塾、NPO法人山部まちおこしネットワーク、FURANO BAKERY(フラノベーカリー)